よく見ると見えてくる コバノチョウチンゴケ

お疲れ様です モスパラです
今日は「コバノチョウチンゴケ」という苔のお話です

唐突ですが、皆さんは歩くのが速いですか?
モスパラも以前は歩くのが速かったです 今思うと、生き急ぐように速く歩いていました

でも今は、歩くスピードはゆっくりです
それは、足元の苔たちを見るようになったからです

苔たちは何処にでもいます
「見たことないよ~」と言う方は生き急いでいませんか?
立ち止まって深呼吸 すると足元には緑の世界が広がっているかもしれません
その街路樹の木の根元、コンクリートの亀裂の裂け目、ビルとビルの間の薄暗い空間の足元など・・・・
足を止めると、そこはモスパラダイスです

コバノチョウチンゴケ

今回のコバノチョウチンゴケは、そんな街中の足元にひっそり暮らす苔です
神社や公園、街路樹に暮らしています

では、コバノチョウチンゴケの基本情報です

特徴:

  • 分類: チョウチンゴケ科コバノチョウチンゴケ属
  • 生育場所: 本州、四国、九州、沖縄の低地から山地の湿った土の上や岩上に生育 街中などでも見かける
  • 見た目:
    • 茎は立ち上がり、高さ2-4cm
    • 胞子体は茎の先から1-2cmの柄を持ち、蒴は垂れ下がって付き、楕円形で明瞭な頚部がある
    • 小枝状の無性芽をよく付ける
  • その他:
    • 春先に鮮やかな緑色の新芽を出す
    • チョウチンゴケの仲間は乾燥に弱い種類が多いが、コバノチョウチンゴケはある程度乾燥に強い

苔テラリウムにはあまり使われることはないですね・・・
お庭をお持ちのお宅なら、ひょっとしたら庭に生えているかもしれません
お庭の苔なら採っても問題ないでしょう
やや乾燥を好む苔なので、オープンに近いテラリウムなら育成もできるのではと思います

上を向いて歩いていれば、辛いことがあっても涙はこぼれることはありません
でも、辛いことがあったとき、下を向いて涙を流してもいいんです
そんな時は、視界の隅にいる苔たちが、そっと見守ってくれます
苔は全てを受け止めてくれる大きな懐を持っています
苔と植物と生きものの共生を目指して活動していきます
モスパラでした

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