アクアリウムで有名な苔 ウィローモス

お疲れ様です モスパラです
今日はアクアリウムでよく使われる苔、ウィローモスについて調べてみました

ウィローモスは日本の川や池にも自生しており、「クロカワゴケ」「ミズキャラハゴケ」という苔の名前が付いています
アクアリウムの世界では水草として多く流通しており、流木や石などに巻き付けて、水に沈めておけば、多光量の環境でよく育ちます

陸上でも多湿環境なら維持でき、テラリウムやパルダリウム、苔テラリウムの概念がまだない時代は、ウィローモスをかまぼこ板に巻き付け、ケージ内に敷き詰めてカエル飼育などをしておりました

ウィローモスの基本情報です

ウィローモスの特徴

  • 形状: 細かい葉が密生し、糸状に伸びていくのが特徴です
  • 色: 鮮やかな緑色で、水槽内を明るく彩ります
  • 成長: 比較的成長が早く、トリミングによって形を整えることができます
  • 繁殖: 挿し芽や株分けで簡単に増やすことができます
  • 環境: 弱酸性から中性の水質を好みます
  • 用途: 水槽のレイアウト、エビや稚魚の隠れ家、活着素材としてなど、様々な用途で利用できます 新芽は観賞用エビ(ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、レッドビーシュリンプなど)のエサになります

ウィローモスの育て方

  1. 水槽:
    • ウィローモスは、他の水草と同様に、水槽で育てることができます
    • 底床は、ソイルや砂利など、水草が育ちやすいものを選びましょう。
    • 照明は、蛍光灯やLEDライトなど、十分な光量を確保しましょう
    • フィルターは、水質を維持するために必要です
  2. 水質:
    • ウィローモスは、弱酸性から中性の水質を好みます
    • 定期的に水換えを行い、水質を維持しましょう
  3. 肥料:
    • ウィローモスは、肥料がなくても育ちますが、液体肥料などを与えると、より美しく成長します
  4. トリミング:
    • ウィローモスは、成長が早いので、定期的にトリミングを行いましょう
    • トリミングによって、形を整えたり、増殖を促したりすることができます
    • 切ったものは、再度流木や石に巻き付ければ増やすことができます
  5. 活着:
    • ウィローモスは、流木や石などに活着させることができます
    • 活着させることによって、自然な景観を作ることができます

ウィローモスの種類

ウィローモスには、いくつかの種類があります

  • ウィローモス: 最も一般的な種類で、初心者でも育てやすいのが特徴です
  • 南米ウィローモス: ウィローモスよりも葉が細かく、より繊細な印象を与えます 葉先が三角系になり、ウィローモスとは別種の苔であることが近年わかってきました
  • フレームモス: 炎のように上に伸びる、ユニークな種類です
  • ウィーピングモス:下に垂れるように伸びる、変わった種類です

ウィローモスの注意点

  • ウィローモスは、糸状の藻が付きやすいので、注意が必要です
  • 藻が付いた場合は、手で取り除いたり、コケ取り生体を入れたりしましょう ピンセットでスパゲティのようにくるくる巻き付けたりすると取れます
  • ウィローモスは、高温に弱いので、夏場の水温管理に注意しましょう

ウィローモスは観賞用エビの飼育には欠かせません
レッドビーシュリンプの飼育の際は必ずと言っていいほど必要になります
ウィローモスの新芽は、柔らかいため生まれたばかりのエビのエサになります

こんな感じで販売されています
国産のものを選びましょう 輸入物だと、輸入の際に税関で薬品処理されるため、薬品に弱いエビや貝に使えません

流木に薄く延ばして、糸でぐるぐる巻きつけます
きつく縛っても問題ありません 隙間から新芽が出てきて、流木全体を覆います

ウィローモスは「苔」の仲間で、勝手に水槽に生えてくる「コケ」と呼ばれるものは「藻」の仲間です
そのあたりのお話も別の機会にできればと思います
モスパラでした

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