お疲れ様です モスパラです
今日は、モスパラがカエルのエサとして飼育培養している「キイロショウジョウバエ」を増やしていきたいと思います
では、キイロショウジョウバエの基本情報です
モスパラが扱うキイロショウジョウバエはフライトレスと言って、羽根がありません なので飛ぶことが出来ません
小型の爬虫類、両生類、昆虫などの餌としてかなり優秀です
ショウジョウバエ自体が小さいので、爬虫類、両生類などのベビーサイズの時のエサとして重宝します
餌としての利点:
- 小型で扱いやすい:
- 体長が約1〜2mmと小さいため、小型の生物にとって適切な餌となります
- 飛べないため、飼育容器から逃げ出す心配が少なく、管理が容易です(壁面を登ることはできますので注意です)
- 栄養価が高い:
- タンパク質が豊富で、成長期の生物にとって重要な栄養源となります
主な餌としての対象生物:
- 小型のカエルやイモリ:
- ヤドクガエル、上陸直後のイモリの幼生など
- 小型の爬虫類:
- 小型のトカゲ、ヤモリなど
- 小型の昆虫:
- カマキリの幼生、クモなど
餌としての注意点:
- 適切な飼育環境:
- キイロショウジョウバエの飼育には、適切な温度、湿度、餌が必要です
- 栄養バランス:
- キイロショウジョウバエだけでは栄養が偏る可能性があるため、他の餌と組み合わせて与えることが推奨されます
キイロショウジョウバエのフライトレス変異体は、小型生物の飼育において非常に有用な餌となります
適切な飼育と管理を行うことで、安定した供給と栄養価の高い餌として活用できます
では、増やし方になります
まずは、親になるキイロショウジョウバエを手に入れなければなりません
こんな感じです
キイロショウジョウバエの写真が出ます
引き返すなら今のうち・・・

親となるキイロショウジョウバエをゲットしましょう
細長く丸いのはサナギです

こちらはキイロショウジョウバエの培地です
粉末になっていますので、お湯で溶いて使います

入れ物のカップは100均などで購入できます
ストローをさせるようにフタが付いているものが望ましいです

木を細かく削り取ったものです
ショウジョウバエの足場になります
これの紙でできたものが100均に売っていますが、紙だと溶けてしまいます
(失敗済み)

スプーンはなんでもいいです
こちらも100均で購入

ついているフタの真ん中をくりぬいて通気を良くします
ハサミで切ってください

通気はするがコバエは通さない「コバエシャッター」です
主に昆虫飼育で使います ホームセンター等に売っています


スーパーフライをお湯で溶いていきます
40gにお湯160mlくらいが目安です
後で微調整します

お湯を入れると独特のにおいが漂います
酸っぱいような、鼻をつくにおい・・・
こねていき、マッシュポテトくらいが理想です

カップに移していきます
40gのスーパーフライと、160mlのお湯で、カップ3つ分くらいの培地が作れます
厚さ3~4cmくらい入れましょう

カップをトントンと叩いて、培地が平らになればOKです
平らにならなければ少しお湯を足して、培地を柔らかくしましょう
お湯を入れすぎて培地がビチャビチャになると、ハエが溺れてしまいます

木パッキンをちぎって入れます
入れすぎると、ショウジョウバエをエサとして与えるときに木パッキンまで出てきてしまうので、入れすぎは注意です

培地が冷えたら、親のハエを入れて、コバエシャッターを挟んで、フタをすれば完成です

上から見るとこんな感じです
コバエシャッターが汚れているのは、コバエシャッターを使いまわしているからです
これで、26℃~28℃くらいのところに置いておけば、ショウジョウバエが培地に卵を産んで、蛆虫みたいなのが出てきます
それがサナギになり、やがてキイロショウジョウバエになります
ちなみに、生まれた時から羽根がありません
培地がなくなってきたら交換時期です
同じように作って、親バエを使って増やしましょう
ネズミ算的に増やせます
油断していると、培地が無くなってハエが全滅と言うこともあります
毎日確認して、培地が減ってきたら、新しい培地を作っておきましょう
こちらのショウジョウバエを、口の小さな両生類、ベビーの爬虫類、コオロギの小さいのが入手しにくいのであれば、親バエさえあれば増やすことが出来ます
何かのお役に立てればと思います
モスパラでした