お疲れ様です モスパラです
今日は地衣類という生きものについてお話していければと思います
「地衣類」ってそもそもなんだ?
生きもの?知ってますか?
必ずと言っていいほど見たことあるかと思います
視界に入っていますが、意識しないと見えません

モスパラが仕事場から出て1分の住宅地の中で見つけました
ズームしますよ

真ん中に写っているのが地衣類です
恐らくダイダイゴケモドキ?かもしれません
これが生きてるの?
苔じゃないの?
動くの?
どういうこと?
それでは、地衣類の基本情報です
地衣類(ちいるい)は、菌類と藻類(またはシアノバクテリア)が共生してできた生物です
一見するとコケのように見えますが、全く異なる生きものです
菌類と藻類なので、動くことはありませんが、生物の祖である菌類を一部有していることから、植物でもなく生き物であると定義づけされています
地衣類の特徴
- 共生体: 菌類が主体となり、藻類(またはシアノバクテリア)と共生しています 菌類は藻類から光合成によって作られた栄養を受け取り、藻類は菌類から水分やミネラルを受け取ることで、厳しい環境でも生育できます
- 多様な形状: 地衣類は、葉状、樹状、痂状(かじょう 固くへばりついている状態)など、さまざまな形状をしています
- 生育場所: 岩、樹木の幹、土壌など、さまざまな場所に生育します
- 環境指標: 大気汚染に弱いため、環境指標として利用されることがあります
- ゆっくりとした成長: 成長速度は非常に遅く、数十年から数百年かけて成長するものもあります
地衣類の種類
世界には約2万種、日本には約1,800種の地衣類が存在すると言われています。代表的な地衣類には、以下のものがあります
- ウメノキゴケ:樹木の幹によく見られる、葉状の地衣類
- サルオガセ:樹木の枝から垂れ下がる、樹状の地衣類
藻類の中に菌類がいて、共生して生きています
「コケ」の名前が付くものが多いのですが、日本で研究が進む際、苔なのか?という疑心があったのかもしれません

こちらはおそらくウメノキゴケかと思われます
ウメノキゴケは空気がキレイでないと生存できないとのことで、ウメノキゴケが歩かないかで、その付近の空気の正常値の指標になるそうです
この写真は、近くの神社の桜の木に生えていた(?)ものを撮影しました
この辺りは空気がキレイなんですね
地衣類のことの入門に、下記の動画がとても勉強になりましたのでシェアしたいと思います
テレビスタッフが作っている動画なので分かりやすいです
地衣類はまだまだ研究が進められている最中です
苔の様に育てられるのか?胞子を出すようなので、育成は難しそうです
なら、維持はできるのか?テラリウムに入れても良いのかしら?
出てくるのはハテナばかりです
モスパラはまだ地衣類のことについて詳しくわかりません
でも、これだけはお伝えしたい
貴方が歩く足元には、ミクロの苔の世界と地衣類の世界が広がっていることを
少しだけ、下を見てもいいんではないでしょうか
モスパラでした