お疲れ様です モスパラです
本日は、昨日投稿した「東京苔展3」の、15人のクリエイターさんの作品の紹介の続きをさせていただければと思います
7人のクリエイターさんの作品は下記リンクからお願いいたします
前回は7名まで紹介させていただきましたので、8人目の方からですね

8作目は静岡のGreenWalkwayさんの作品です
実物は作品がゆっくり回っています 表側と裏側と、両方から見ることのできるテラリウムになっています
正面はビルを模した石が配置され、(石じゃなかったかも・・・お話聞いたのに忘れちゃいました・・・)裏側はジャングルのようになっており、異空間をつなぐトンネルのような石組で繋がっている世界観です
テラリウムで裏表を表現するのって、すごく難しいのですが、この作品はとても調和が取れていると思います

9作目は工房Rさんの作品です
工房Rさんはモスパラのイメージでは黙々と作品を作られる職人さんのイメージです 緻密に苔を植えられた作品が多く感じます
今回は江戸城を再現されており、ヒノキゴケを樹木に見立てられているそうで、石垣やお堀なども再現されており、作品としては小さいのですが、非常に緻密な素敵な作品かと思います

10作目はモスコネクト今田さんの作品です
今田さんは関西の苔テラリウムクリエイターの第一人者で、現在でもトップクリエイターさんです
モスパラは昔から今田さんを存じ上げており、その頃から細かな作風は変わりません
今回も関西人から見た東京という、東京の滝をイメージした作品だそうですが、関西人ならではの東京のイメージという表現がおもしろいですね

11作目はFeelTheGarden川本さんの作品です
川本さんは門下生がたくさんおられる、苔テラリウムをビジネスに昇華した第一人者というイメージです
倒木が次の世代へ交代していくストーリーを表現されているとのことですが、作品にストーリーを持たせることを説いていらっしゃるのも、川本先生流かなと思います
実際、作品にストーリーを持たせると説得力が生まれるかと思います

12作目は苔楽さんの作品です
15人の中ではモスパラは一番親しくさせていただいていると自分で勝手に思っております
実際、モスパラの認知を大きくしてくださったのも、苔楽さんのおかげかと思っております
今回はステンドグラス作家のIKUITさんとの共同作品で、ステンドグラスで東京の風景をイメージされた作品ですね
東京のビルの間からの夕焼けをイメージされたそうですが、哀愁とか切なさを感じられる作品かと思います

13作目はMossmile谷川さんの作品です
谷川さんはアートかつ自然な造形を得意とされるクリエイターさんです
雑多に割れた陶器など積まれていますが、どこか退廃的で緻密に計算されている作品かと思います
モスパラも谷川さんの作品を一つ持っていますが、ゆっくりと成長する苔の変化も鑑みた作品作りは真似できるものではないと思います

14作目は主催の道草さんの作品です
道草さんの作品は、常に想像の斜め上90度くらいを行ってしまう作品ばかりです(誉め言葉)
髑髏を使ったおどろおどろしい作品を作ったり、植物園そのものを模した作品を作ったりと、いつもクリエイターのインスピレーションを刺激する作品を作られていますが、今回もイメージしている作風とは真逆に近いくらいポップかつ緻密な作品が見られたことは、今後の自分の作品作りに活かせるのかなぁと悩んでしまいます

15作目の作品は、関西の苔界の重鎮、モスライトさんの作品です
モスライトさんは、このテラリウム容器を発明された方で、この容器で何年も管理されているテラリウムがいくつもあります
今回も東京タワーがモスライトの中で苔むしているのが、すでに芸術の域に達していると思います
横の作品紹介も読んでいただきたいです モスライトさんからの苔がもたらす自然環境への問題提起が明記されています
モスライトさんからのメッセージも含めての深い作品かと思います
ここまで東京苔展3の展示作品15点を2話に分けてお伝えしてきました
伝わればよいのですが、何せ稚拙な文章では伝わりきらない、実物をぜひ見ていただきたく思います
東京苔展3は板橋区立熱帯環境植物館にて3月2日まで開催しております
行きたいよ~という方はぜひ実物を見ていただきたく思います
次回は、2月8日に行われました「苔トークバトル」の様子を書かせていただければと思います
モスパラでした