お疲れ様です モスパラです
本日も、東京苔展のことについて書いていきたいと思います

東京苔展のメインイベントの一つとして、苔界のレジェンド4名による
「苔トークバトル」が開催されました
こちらは、2月8日に板橋区立熱帯植物館にて行われたイベントで、苔の生産者さんである「コケノミウラ」さん、苔テラリウムクリエイターの「道草」さん、苔の図鑑などを書いていらっしゃり、苔観察の第一人者である「藤井久子」さん、苔の魅力の発信に尽力され、マツコの知らない苔の世界にも出演された俳優の「石倉良信」さんの、豪華なトークイベントとなっておりました
今回はこのイベントのために苔好きな方々が全国から集まりました!
苔テラリウムのクリエイターさんや、苔観察が好きな方、苔を愛する方々が集結して、このイベントを心待ちにしておりました・・・・
モスパラも、道草さんにお誘いを受けて、一念発起していざ東京へ!
新幹線で向かったのですが、大寒波で滋賀や岐阜で大雪
関西から東京へ向かうには、関ヶ原を通らないと行けないのよ~
無事、新幹線は2時間遅れ、イベントにも30分遅刻する始末・・・
道草さんに事前に連絡を入れ、途中から参加させていただきました
本当に申し訳ないです
なので、トークバトルの30分は聞けず、途中から参加だったので、内容もよくわからず・・・・
途中からでもわかったのは、コケノミウラさんは苔目線で色々考えていらっしゃるということでした
もちろん、ちゃんとお話し聞きましたよ!
後半にはバトルらしくなってきて、「苔を自然から採集してテラリウムなどで使うのはどうなのか問題」について触れられました
この問題に関しては、モスパラも思うところがあり、noteで記事にしています
結構見てくださる方が多くおられて感謝です
結論としては、藤井先生、石倉さんは「苔は持ち帰ってはならない」派、道草さんは「別にとやかく言わない」派、ミウラさんは「自分が意見する立場にない」派という感じでした
持ち帰ってはならない藤井先生、石倉さんのご意見は、苔はその場所で役割を与えられてその場にいるのであって、その場所から別の場所へ移しては、環境破壊につながりかねないというご意見
後は、他人の山から持ってくるわけだから、窃盗になるなど、モスパラも同じ意見です
じゃあ、自分の持ち山で、その中で採集して自然破壊にならないのか?などの意見も上がりました 結局は人間のエゴによるものになってしまいます
それに対し、道草さんの意見は、山から勝手に取ってきてメルカリで売ったりすることに嫌悪感は覚えるが、公共の事業、例えばソーラーパネルを山中に作るにあたり、その一帯の木々や苔たちを伐採や処分してしまうなどが行われている現実は山ほどあるが、これをメルカリで山取りした苔を勝手に売る行為とどう違うのか?苔がその場からなくなっていることに変わりはないというご意見 確かにごもっともかと思いました
ミウラさんの意見は、苔目線でのお話になり、苔からすると勝手に剝がして持っていくなよ、という意見 なので、自分はどうこう言える立場にないとのことでした
あとは、モスパラも聞きたかった外来種問題のことにも切り込んでおられました!
藤井先生と石倉さんは「外来種反対」派、道草さんは「外来種容認」派、ミウラさんは「苔目線から言わせれば何も言えない」派という感じでした
外来種問題は、生きものの間では大きな問題になっています
近年ではミドリガメやアメリカザリガニもついに特定外来生物に指定され、販売や流通が禁止されています(時すでに遅しです)
記憶に新しいところで言えば、ガーパイクという北米の大型淡水魚も特定外来リストに載りました ご存じのアリゲーターガーなどですね
生きものの外来種問題の話を始めると、怒りで話が長くなりそうなので、またの機会に・・・
藤井先生と石倉さんは外来種反対、やはり国内の美しい苔たちを守っていきたいという思いを感じました
対して道草さんは、植物を輸入する際に、税関で土を完全に落として、虫などの混入を防ぐために薬剤も散布される、しかし苔の胞子などが付いていることだって少なからずあり、それは人間が移動するだけで、靴の裏に外国の苔の胞子が付いていることだってあるので、こればっかりは人が経済活動をするにあたってはどうしようもないというご意見でした
このことに関して、モスパラも疑問を抱いていたので、後ほど直接道草さんに聞きました
そもそも、風に乗って胞子が飛んできたり、渡り鳥などが媒介したりで、人間が経済活動で海外を行き来する以前から、苔たちはそうやって世界中を行き来しているので、むしろ自然なことでは、というニュアンスのお話をいただきました(お酒飲んでたので記憶があいまいです)
なので、現時点で日本にいる苔たちは、そもそもどんなルートで日本にいるのかも分からないというのが現状です 確かにその通りだなと思いましたし、苔目線のミウラさんからすれば、自然なことなので、人間が口出すことじゃないということでした
苔トークバトル、焦っていたので内容があいまいな点があるかもしれません
ご指摘いただければ加筆修正させていただきます!現地にいらっしゃった方、ぜひよろしくお願いいたします
そのあと、懇親会があり、モスパラも参加させていただきました
苔界隈の有名人が30名集まり、にぎやかな会となりました!楽しかったです!
そのあと、2次会3次会もあり、苔界隈の皆様と交流を深めてまいりました
その後、東京で1泊し、翌日はゆっくり東京苔展を楽しみました
トークバトルの日は遅刻するし、イベントの後にすぐに懇親会だったので、ゆっくり植物園の中を見ることもできませんでした
植物園の温室には、苔だけでなくありとあらゆる熱帯植物や、水槽には熱帯魚も泳いでおり、苔好きだけでなく、植物好き、アクアリストにも楽しめる施設になっているかと思います
その様子は第4話でお話しできればと思います
長文にお付き合いいただきありがとうございました
それでは、モスパラでした