お疲れ様です モスパラです
本日は水草のお話です
先日の苔楽さんのインスタライブに出演させていただき、苔テラリウムに水草を植えることが多くなってきたが、実際は注意点が必要だよ!?と言うのをお伝えしました
まず、水草には「水上葉」と「水中葉」がございます
アマゾンや東南アジアの熱帯雨林では、雨季と乾季があります
雨季の時は、水草は水中へ沈み、水中に適した「水中葉」を展開します
逆に乾季の時は水が干上がり、湿度が高い環境にさらされるため、高い湿度を要求する「水上葉」に変化します
同じ植物で水上の姿と水中の姿があるのが不思議ですね

こちらはロタラ インジカという水草の水上葉です
普通の葉っぱですね

こちらがロタラインジカ水中葉
水中に入ると全く別の形になりますね
こちら、全く同じ水草になります
インスタライブに出演させていただいた時も、この説明をさせていただきましたが、苔や植物の方からすると、かなり珍しいことのようですね
アクアリウムの方でしたら、毎日のことなので見慣れてしまっていますね
で、水上葉の状態なら、苔テラリウムでも使えるんじゃないのかしら
と言うことで、実験として使ってみます
現地での環境や温度、湿度を再現しないといけないため、適応能力の高い水上葉の水草でないと使えないと思います
そもそも、野生の株(ワイルド株)に関しては、育成はかなり難しいでしょう
モスパラも、クリプトコリネ ヌーリィという水草を一晩で溶かしてしまいました・・・
で、適応能力が高いであろう水草の一つがこちらです

こちらはバコパ モンニエリという水草です
茎が太くてしっかりしています
苔テラリウムに水草を使う際の指標の一つになるかと思います
あまりにも茎が細いと、テラリウム内でポキッと折れてしまいます
では、基本情報です
基本情報
- バコパ・モンニエリは、ゴマノハグサ科の多年草で、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア、南北アメリカなど、広い範囲に分布しています
- 日本では「オトメアゼナ」という和名でも知られています
- 水辺や湿地に自生し、水槽用の水草としても人気があります
- インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、記憶力や学習能力を高めるハーブとして利用されてきました
特徴
- 丸みを帯びた小さな葉が特徴で、水中で育つと緑色の葉を対生させます
- 育成が比較的容易で、初心者にもおすすめです
- 水中だけでなく、水上でも生育し、条件が整えば小さな白い花を咲かせます
水草としての育成
- 光量:低光量から中光量で育成可能です
- CO2:添加しなくても育成できますが、添加するとより良く成長します
- 水質:弱酸性から弱アルカリ性の軟水から中硬水で育成可能です
- 植栽位置:前景、中景、後景どこにでも植えることができます
- トリミング:伸びすぎた部分をカットして差し戻しで増やす事ができます
水草としても優秀ですね 水上でもよく伸びることから、テラリウムに使えそうです

葉の部分から根が出ているのが分かります 右上の数字は気にしないでください
この根の生えている茎の節の部分から新芽を出したりします

根の部分の下あたりをハサミでカットできます
茎を短くしたいようでしたら、根の下の部分でしたらどこでも大丈夫なので、サクサク切っちゃってください

節の部分に葉が残っているようでしたら、葉も切ってしまいましょう
葉が残っていると、その部分から腐敗してしまい、茎全体が傷んでしまいます←ここ大事です
この状態でテラリウムに挿していきます

バコパを使ったテラリウムを作ってみました
この様子は次回のブログで書いていきます
インスタライブで水草をテラリウムに使えるのかと言うことでお話させていただいたんですが、思った以上に反響が大きかったですし、苔テラリウムに入れられる植物がシダとか小型の観葉植物しかなかったものが、新しいジャンルの植物を入れることで景色も広がってくるものかと思います
今後も「テラリウムに水草を植える」という観点でお話を書いていければと思います
モスパラでした