苔テラリウムのメンテナンス

苔テラリウム

お疲れ様です モスパラです

今日は我が家の苔テラリウムをメンテナンスしました

苔テラリウムは「生きている苔」を使いますので、成長したり、時には枯れてしまったりします
成長したものや枯れてしまったものは、きれいに整えて、新しく育ててみてもよいでしょう

今日はこちらの苔テラリウムをメンテナンスしました

セラギネラのテラリウム

コンテリクラマゴケ(セラギネラ)が乱雑に増殖してしまい、底砂にも根を下ろしていて収集がつかないようになっているように見えます
今日はコンテリクラマゴケをカットしていきます

セラギネラ 和名をコンテリクラマゴケ

コンテリクラマゴケは学名をセラギネラと言い、名前にコケとありますが、シダの仲間です
昔の研究者は苔なのかシダなのか判別が難しかったんでしょうか
シダ植物の中にはコケの名がつくものがいくつかあります
(コケシノブやウチワゴケなど)
コンテリクラマゴケは何処でカットしても再生する植物です
通常のシダ植物は茎の部分が地下に伸びており、葉から出る茎のようなものは茎ではないそうです
苔テラリウムにもコンテリクラマゴケを使うことがありますが、苔よりも成長が早いので、苔の住む場所を侵食してしまいがちです
マメにカットしましょう

セラギネラをカット

底砂のソイルに根を下ろしているコンテリクラマゴケを全部カットし、元々低床に植わっていた「ホソバオキナゴケ」を植えなおします

ホソバオキナゴケを一本づつ植える

ホソバオキナゴケは一本ずつ、ピンセットを使って植えます
元々こんもりした葉体で密集していますが、それをばらして一本ずつ植えていきます
ピンセットで差し込んだ後、ピンセットを抜こうとすると、植えこんだホソバオキナゴケがピンセットにくっついてきて、ピンセットを挿した穴が開いてしまいます
キレイに植えこむために、ピンセットで差し込みながら、ミクロスパーテルという道具で苔を押さえてからピンセットを抜きます

ピンセットを抜く

そうすることで、苔をキレイに植え付けることが出来ます
その時に、苔の向きも揃えてあげるとキレイに見えるようになります
一本ずつ植えることで、苔がキレイに育ちやすくなります
ひたすら、この作業の繰り返し・・・
集中して無心になる瞬間です ゾーンに入るというんでしょうか

メンテナンス後の写真

切り取ったコンテリクラマゴケももったいないので植えこみました
またここから伸びてきます
流木に絡みつくように伸びてほしいので、流木近辺に植えこんでみました

メンテナンスは伸びすぎた苔や傷んだ苔や植物を取り除いたり、リメイクしていく作業です
生きている苔だからこそできる作業であり、生きているからこそ、成長して毎日テラリウムの中の景色が変わっていきます

作るだけでなく、毎日の観察、定期的なメンテナンスを心掛けましょう
リメイクするだけで気分も一新されます

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