お疲れ様です モスパラです
暖かくなったり寒くなったり、3月から4月の季節の変わり目は気温の変化が激しいですね
暖かい日は、お散歩するにかぎります
「上を向いて歩こう」という曲があります
涙がこぼれない様に・・・・と言うことですが、昭和の時代は涙を流さずに我慢することが美徳とされました
今の時代は、「下を向いて歩こう」でいいと思います
涙を流して、感情を出すことは恥ずかしくありません
そして、下を向いて歩いていると、道の端にはこんもり緑の世界が広がっています

苔からたくさんの胞子体が出ています
この胞子体から胞子を飛ばして、新たな苔のコロニーを作ります
下を向いて歩くと、小さな命の営みを見ることが出来ます
こちらヒョウタンゴケです 丸くてきれいな胞子体ですね
胞子体の先の胞子を飛ばす部分を蒴(さく)といいます
キレイな蒴の色ですが、ヒョウタンゴケは1年で一生を終える苔だそうです
職場の駐車場の緑化のために植えこみがあるんですが、そこに植えている多肉植物みたいなのが枯れて、代わりに苔たちが生えてきています
ヒョウタンゴケの基本情報です
特徴
- 形状:
- 茎は直立し、高さは1~3cm程度
- 葉は卵形で、茎の先端に集まって付きます
- 胞子体は、細長い柄の先に瓢箪(ひょうたん)のような形をした蒴(さく)をつけます この蒴の形が名前の由来となっています
- 生育場所:
- 焼跡、裸地、道端、庭、植木鉢など、様々な場所に生育します
- 特に、アンモニアを含む土壌を好む傾向があります
- 生態:
- ヒョウタンゴケは、他のコケ植物に比べて成長が早く、短期間で胞子を放出します
- 胞子は風によって運ばれ、新たな場所に定着します
- 寿命が短く、他の植物が成長するまでの間に胞子を拡散させます
- その他:
- ヒョウタンゴケは、金や鉛などの重金属を細胞内に蓄積する性質があることが知られています この性質を利用して、環境浄化への応用が研究されています
ヒョウタンゴケの観察ポイント
- 胞子体の形:瓢箪のような形をした蒴は、ヒョウタンゴケの最大の特徴です
- 生育場所:焼跡や裸地など、他の植物が生育しにくい場所に注目してみましょう
- コケは、身近な場所に生育しているので、注意深く観察すると面白い発見があるかもしれません
身近にある苔は、テラリウム内ではうまく育たないことが多いです
屋外の乾燥した状態や、太陽光くらい明るい環境など、自然環境を好む苔たちは人工的なテラリウム内で育成するのは難しいでしょう
なので、採集はせずに自然のままを観察します
下を向いて歩こう 苔や植物の世界が広がっているよ
モスパラでした