熱帯魚といえばグッピー

アクアリウム

お疲れ様です モスパラです
今日は苔の話じゃなくて、本業のアクアリウムのお話です
苔の人も熱帯魚や観賞魚を飼っていらっしゃる方が多くてうれしい限りです

今日ご紹介する観賞魚はこちらです

グッピーオス

こちらグッピーです
観賞魚や熱帯魚を知らない方でも、名前は聞いたことあるのではないでしょうか
今なお観賞魚の代表であり、「グッピーに始まりグッピーに終わる」と言われるほど奥の深い観賞魚でもあります

写真の個体はオスです

グッピーメス

こちらがメスです 地味ですね
おなかの黒っぽくなっている部分をよく見ると、子どもの目玉が見えるときがあります そうなると、もうすぐ生まれますね

オスメスの見分け方は、派手な方がオスで、地味な方がメスと覚えていただくのがよいでしょう
ゴノポディウムという器官で見るのですが、難しいですね
おなかのヒレがとがっているのがオスで、丸く大きくなっているのがメスです

では、グッピーの基本情報です

グッピーは、熱帯魚の中でも特に人気があり、飼育しやすい魚として知られています その魅力は、美しい色彩や優雅なヒレ、そして繁殖の容易さにあります

グッピーの基本情報

  • 原産地: 中南米 メキシコからニカラグア、グァテマラなど
  • 分類: カダヤシ目カダヤシ科
  • 体長: オス3~4cm、メス5~6cm
  • 寿命: 約1~2年
  • 特徴:
    • オスは色彩豊かで、大きなヒレを持つ
    • メスはオスに比べて地味な色合いだが、体が大きい
    • 卵胎生で、メスは稚魚を直接産む

グッピーの魅力

  • 美しい色彩とヒレ: グッピーは品種改良が盛んで、さまざまな色や模様、ヒレの形があります。その美しさは観賞魚として人々を魅了します
  • 飼育のしやすさ: 水質への適応力が高く、比較的丈夫なため、初心者でも飼育しやすいです
  • 繁殖の容易さ: 卵胎生のため、水槽内で自然に繁殖することが多く、繁殖を楽しむことができます

グッピーの飼育方法

  • 水槽: グッピーは小型魚ですが、繁殖も考慮すると、ある程度の広さがある水槽が適しています
  • 水温: 22~28℃が適温です 日本の冬は寒いので、ヒーターが必須です
  • 水質: pH6.5~8.0の中性から弱アルカリ性を好みます
  • 餌: グッピーは雑食性で、市販の熱帯魚用フードで飼育できます
  • ろ過: 水質を維持するために、ろ過装置が必要です
  • 水換え: 定期的な水換えで、水質悪化を防ぎます

グッピーの繁殖

  • グッピーは卵胎生で、メスの体内で卵を孵化させてから稚魚を産みます
  • オスとメスを同じ水槽で飼育していれば、自然に繁殖することが多いです
  • 稚魚は親魚に食べられてしまうことがあるため、繁殖用の水槽を用意するか、水草などで隠れ場所を作ってあげると良いでしょう

グッピーを飼育していると、いつの間にか小さな赤ちゃんグッピーが泳いでいることがあります
グッピーは卵ではなく、卵をおなかの中で孵して子供の状態で生まれます
で、そのまま親に食べられてしまうことが多いです
かわいそうとお思いでしたら、産卵ケースを使われることをお勧めします

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海外製のものも多いですが、ここはちゃんと国産の商品を使った方がよいでしょう
水槽の中に吸盤でくっつけて使用します
中に三角形で底面が少しスリット上に穴が開いている器具が入っています
親から産み落とされた稚魚は、そのスリットを通って産卵ケースの底へ落ちます
産み終わったら親だけを水槽に戻して、その三角形の器具は外して稚魚だけを育てることが出来ます

こちらの動画で使い方が解説されています

この商品は、水替えをしたときに産卵ケースも水位と一緒に動いてくれるので、水替えの際に便利です

そして、グッピーの繁殖についてもう一つ
グッピーのメスは、オスの精子を身体に貯めて、小分けにして使うこともできます
交配してすぐにオスが亡くなってしまっても、メスは3ヵ月くらい子どもを産み続けることがあります すごい生命力ですね

繁殖を楽しみたいのであれば、どんどん増えますので、いくつも水槽が必要になってきます
なぜなら、生まれてきた兄弟同士でも繁殖してしまうので、血縁で繁殖が行われ、血が濃くなってしまいます
どこかで新しいオスやメスを入れてあげないと、奇形児が生まれやすくなってしまいます
こんなことを言うのもなんですが、ある程度は親が食べてしまった方が、子どもが間引かれてちょうどいいと思いますよ・・・
おっと言いたいことが漏れてしまいました 言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンです

観賞目的であれば、オスだけの飼育でも全く問題ありません
オスのヒレは派手できれいです
これは、人の手で観賞用に改良された品種だからです
野生のグッピーはとても地味です

グッピーは沖縄地方や温泉地などの水温の高い地域で、人の手によって飼育されていたものが逃がされ、野生化して日本の自然を脅かしています
生まれすぎたからと言って、絶対に屋外に放流しないでください
観賞魚を扱うお店なら、引き取ってくれるかもしれません

冒頭にも申し上げましたが、観賞魚の道は「グッピーに始まりグッピーに終わる」です
簡単な種類ですが、奥が深いのです
もっと他にも国産グッピーや遺伝のお話、なぜ中性からアルカリ性を好むのか・・・などもあるんですが、ここでは書ききれませんので、またどこかで・・・
モスパラでした

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